« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »

2009年2月

2009/02/28

みずうみ

Mizuumi20090222_

「みずうみ」★★★★☆
よしもと ばなな (著)




小説で泣いたのは久々だなあ。
泣く予定のない、急にやってくる、沸き上がってくる涙は久々だなあ。
小さかった中島くんが、何が正しいのか分からないまま、何が間違っているのか分からないまま逃げ出した時のくだりがたまらない。
いつも一緒にいた人たちを悪だと悟った時、悪だと認めてしまった時のやるせなさ。
宗教は解釈がむずかしい。洗脳はおそろしい。
何を悪として何を善とするのか、そしてそれに巻き込まれた幼い者はこれから何に救いを求めるのか。




  「人の大変な話を聞くということは、
  もう、
  お金をもらったのといっしょで、
  絶対にそのままではすまされないよ。
  聞いたという責任が生じてしまうの。」

  「ここでは、
  カウンターに座って品よく飲むという以外に、
  ルールはないわ。
  どんなことをしゃべっても、
  いいの。
  普通は言わないこととか、
  社会ではよくないとされているだとか、
  関係ないわ。
  だってここはお金を払って、
  心の自由を買いにくるところなんだもの。」




内容(「BOOK」データベースより)
大好きなママが、パパとの自由な恋をつらぬいてこの世を去った。
ひとりぼっちになったいま、ちひろがいちばん大切に思うのは、幼児教室の庭に描く壁画と、か弱い身体で支えきれない体の重荷に苦しむ中島くんのことだ。
ある日中島くんは、懐かしい友だちが住む、静かなみずうみのほとりの一軒家へと出かけようとちひろを誘うのだが…。
魂に深手を負った人々を癒す再生の物語。

| | コメント (2)

2009/02/26

現代アートビジネス

Art20090215

「現代アートビジネス」★★★★★
小山 登美夫 (著)




小山登美夫氏が24歳の頃、進路を決めないまま大学を卒業し、夜は銀座八丁目のクラブ「繭子」でバーテンのアルバイトをして
日々を過ごしていたというのがとても意外で驚いた。
親が画廊をやっていて、そのままトントン拍子でギャラリストになったと勝手に思っていた。

この本、現代アートに興味のある人は絶対読んだ方がいいです。
私ももっと早くこの本に出会っていたかったな。

TOMIO KOYAMA GALLERY
http://www.tomiokoyamagallery.com/
TOMIO KOYAMA GALLERY blog
http://tkgallery.exblog.jp/




  ギャラリーとは単なるハコではなく、
  ギャラリストが全感覚を注いで発掘し、
  温めてきたアートを、
  アーティストと共演するライブステージです。
  ギャラリストは裏方でも黒子でもなく、
  現代アートのパフォーマーの一人なのです。
  (コラム 時代をつくったギャラリスト より)

  僕は奈良さんにこんな質問をぶつけたことがあります。
  「奈良さんの絵はイラストとどう違うの?」
  答えは思いのほか明快でした。
  「僕は描きたいものしか描かないよ」




内容紹介
「現代アートの世界はよく分からない」という方も多いのではないでしょうか?
とくに、その「価値」がどこにあるのか、それがどのように値段に反映されて「商品」になっていくのかは、とても見えにくいものです。
本書では、数々の若手アーティストを発掘し、日本発の新しいマーケットを築いてきた著者が、豊富な経験をもとにそれらをわかり
やすく説いています。
アーティストになりたい人、ギャラリストなどアート関係の仕事に就きたい人、アートで儲けたいと思う人、アートを見るのが好きな人、
みなが良い意味で刺激を受けるはずです。

| | コメント (0)

2009/02/25

フジロック早割チケット当選

Fuji200902251Fuji200902252

Fuji200902253Fuji200902254

Fuji200902255Fuji200902256

Fuji200902257Fuji200902258

↑去年のおもひで

駐車券付き早割チケット当選しました!
初早割申込+1口応募で当たるとは!ちなみにe+です。
去年チケット忘れて大喧嘩した甲斐がありましたw
苗場〜埼玉間2往復。今となっては良きおもひでw
今年は3日間+前夜祭参戦します。
キャンプも楽しみや〜☆

| | コメント (6)

2009/02/23

マイ・ブルーベリー・ナイツ

Blu20090222

マイ・ブルーベリー・ナイツ」★★★★☆
出演: ノラ・ジョーンズ, ジュード・ロウ, デヴィッド・ストラザーン, レイチェル・ワイズ, ナタリー・ポートマン
監督: ウォン・カーウァイ




ウォン・カーウァイの撮る絵はネオンが印象に残る。
それを観ればウォン・カーウァイだと分かる独特のスタイリッシュな映像。
95分のロードムービー。
それは最後のキスシーンのための序章のように思う。

ゆとりのある休日に、掃除をして洗濯をして、あたたかいチャイを飲みながら観る。
洗濯物をたたみながら、郵便物を整理しながら観る。

一時停止を押して、
本棚の背表紙をそろえたり、手紙をかいたり、思い出したようにお香を焚いたり、

再生して、
寝転んで観たり、

一時停止を押して、
爪を短く切って真っ赤なマニキュアをぬってみたり、ハムスターにナッツをあげたり、

知人の誕生日で馬鹿騒ぎして
シャンパンを飲んで、カクテルを飲んで、白ワインを飲んで、焼酎を飲んで、ビールを飲んで、ケーキを食べた昨日と
真面目に働く予定の明日との繋ぎ目としてアンニュイな雰囲気に酔うにはぴったりの映画でした。


Mai200902222

【ストーリー】
ニューヨーク。失恋したエリザベスは、とあるカフェに出入りするようになる。
毎晩ブルーベリー・パイを残して待っていてくれるカフェのオーナー、ジェレミー。
優しい彼との会話に、心が慰められるエリザベスだったが、失恋相手が新しい恋人といるところを見てしまい、旅へ出ることを決める。
数々の人々と出会いながら、エリザベスはジェレミーが待つニューヨークへ戻りたいと思い始める・・・

| | コメント (0)

2009/02/20

名画感応術—神の贈り物を歓ぶ

Yokoo20090206

「名画感応術—神の贈り物を歓ぶ」★★★★☆
横尾 忠則 (著)




知性ではなく直感をフルに動かしたアートの楽しみ方—「感応」
横尾忠則的絵画評論。




  画家が一生を通じて制作する作品は
  そのテーマのいかんにかかわらず、
  絵による自伝といっていいだろう。
  ピカソは自らの作品を日記と呼んでいるが、
  これも自伝である。
  結局は「私的」なものが創作の核にならざるを得ないのである。
  いくら「私的」なものや「感情」を拒否しても
  人間はそこから離れられないのではないかと思う。

  よく作品解説などを読んで初めて感動したという人がいるが、
  それは感動ではなくて単に知識の理解で「わかった」のである。
  このような人はじつに困ったもので、
  極端な言い方をすると、
  眼の前に美しい夕日があってもまったく感動しないかもしれない。
  ところが夕日評論家みたいな人がいて、
  夕日がいかに美しいものであるかを
  自然科学的な知識によって解説されたら、
  初めて「凄い」と思うのである。

  安全な芸術なんてそれは芸術とは呼ばない。
  単なる美術である。
  常識や制度に従おうとするのは芸術行為ではない。
  むしろ常識や制度に反発する行為こそ芸術の使命である。

  ミロが凄いな、と思ったのは、
  こんなエピソードを読んだときからだった。
  そのエピソードというのは画面の地肌を作るために、
  ミロは白いキャンパスの上に自ら排尿をして、
  もう一枚の同寸の新しいキャンパスをその上に重ねて、
  押しつけて、
  排泄物がべちゃっとつぶれてできた模様を太陽で乾かして、
  それを地肌にしてその上に絵を描いたというのだ。
  このエピソードは、
  まるで作り話のように思えるが
  たぶん本当の話であろうとぼくは思う。
  というのはミロだけに限らず、
  アメリカのポップアートの旗手であった
  アンディー・ウォーホルだってキャンバスに放尿して、
  その飛沫でできた抽象的な形状によって作品を制作しているので、
  ぼくはとくに驚かない。
  かくいうぼくもエロチックな作品を描いていると、
  ついつい身体が熱くなって、
  とうとう画面に精液を塗りたくってしまったことも
  二度、三度あるからだ。




内容(「BOOK」データベースより)
絵は特別の人にしか理解できないのだろうか?
知的に認識することが必要なのだろうか?
芸術とは本来、神が人間の身体を通じて具現化されたものであり、万人の塊を開花させるもの。
誰でも心を開けば、作品から無限の歓びを得ることができる—。
ピカソ、ゴッホらの名画を通じて、絵画を“感応”するための取引を贈る横尾流アート・エッセイ。

| | コメント (0)

2009/02/19

アンディ・ウォーホール 生と死

Andy20090209

「アンディ・ウォーホール 生と死」★★★★★
出演: アンディ・ウォーホル, カール・ラガーフェルド, テイラー・ミード, ジョナス・メカス, ウルトラ・ヴァイオレット
監督: ジャン=ミシェル・ヴェチェ




淡々と語られる生い立ち。人生そのものがハイセンス。
自分プロデュース。トレードマークの銀髪のカツラ。
美しい人とお金が好き。スター、政治家、流行品。
大量生産のものに価値をつけた。POP ART.
商業デザイナーからアーティストへ。ブロッテド・ライン。
本名とアーティスト名。Andy Warhol,Andrew Varchola.


私の好きなアーティストはゲイが多い気がする。
ゲイの人のセンスって奇抜でかっこいい。

In 15 minutes everybody will be famous.




内容(「キネマ旬報社」データベースより)
ポップアートの旗手と呼ばれ、ロックバンドのプロデュースや映画制作なども手掛けたアメリカの現代美術作家、
アンディ・ウォーホールのすべてを追ったドキュメンタリー。
幼少期から青年期、ファクトリー時代、晩年と、知られざる彼の素顔に迫る。

| | コメント (0)

2009/02/18

むさし野温泉 彩ゆ記

先週の月曜日にのらくろを家族に迎え入れたあと、2週間ぶりに温泉に行ってきた。
むさし野温泉 彩ゆ記
http://www.esta.co.jp/web/saiyuki/
泉質が私の肌にすごく合う!
ぬるぬるしていて気泡が肌にまとわりつくかんじ。
またお気に入りの温泉が増えてうれしい。
源泉掛け流しはもちろん、「独」という木で四角に囲われた1人で入る湯船がおかしい位置にあったり、
露天風呂の種類が多くて楽しい。
ぬるめの湯でも湯冷めしないので長時間入っていられる。
ミストサウナはじゅわ〜と蒸気+アロマの良い香り。
ここ、さいたま清河寺温泉に匹敵する。
さいたま清河寺温泉に勝っている点は髪がキシキシにならないシャンプー(笑)
でもドライヤーは3分10円。マイナスイオンドライヤーは10分100円。

あまりにも気に入ったので、昨日も行ってきた。
寝る時間が勿体無くて、寝ずに三井アウトレットモール入間に行き、思う存分物欲を満たして温泉へ。
ここのところ昼夜逆転してずっと夜型だったので、太陽がサンサンと輝く昼間は違う世界を見た気分。
ぽかぽかしていて気持ち良い。
シャバの空気はうめえ。とかなんとか言って、この喜びを分かち合う。
比べるものがないと幸せかどうか分からない。
当たり前になるのってコワイね。慣れってコワイ。
春の陽気に誘われて超薄着で行ったのが間違い。夜は凍えるようだった。
この寒暖の差はなに?この間の春一番はなんだったんだ。
温泉に行き着くまでに睡魔に襲われ運転手ふらふらしはじめる。超危険。サイゼリアに車を止め仮眠。
温泉で極楽。帰宅して熟睡。
さあ、明日もお仕事がんばろう。

■埼玉県所沢市南永井1116
■04-2946-4126
■泉質 アルカリ性単純温泉 源泉名 みずほ温泉
■入浴料 大人 平日750円 土日祝日850円 (会員100円引き)
■営業時間 10:00〜深夜1:00

| | コメント (0)

2009/02/17

バレンタイン

Choco200902151Choco200902152

今年のバレンタインは時間がなかったので、某N氏の顔がかなり簡略化されました。
今、びっくりするぐらい剛毛のはずが、髪が、、、ねえ!
坊主のイメージが定着しておる。
まあ、喜んでたからいいや。

Ba200902151Ba200902152Ba200902153

去年のクッキーを超える作品が今後生まれるかどうか乞うご期待!
オーブンレンジ買ったから暇見つけてお菓子作りしようっと。

| | コメント (4)

2009/02/16

のらくろが我が家にやってきた

Norakuro20090215

のらくろが我が家に来て1週間が経ちました。
1週間は家に慣れるまでそっとしておいて下さいとのことだったので、1週間目の今日写真をパチパチ。
見てない時は大暴れだけど、覗くと砂浴び場に隠れるのらくろ。か、かわいい。
ペットショップにいるときは他のハムスターに踏まれてもぐーぐー寝てて、なんてマイペースなやつなんだと思った。
ハムスターのくせに耳が長いのがチャームポイント。

Jyamichu200902151Jyamichu200902152Jyamichu200902153

故ジャミチューの写真。
ジャミチューが亡くなってから顔面痙攣に悩んでいましたが、すっかりよくなりました。
のらくろの人見知り早くなおらないかなー。

| | コメント (0)

2009/02/13

グーグーだって猫である

Gugu20090208_

グーグーだって猫である」★★★★☆
出演: 小泉今日子, 上野樹里, 加瀬亮, 大島美幸(森三中), 村上知子(森三中),黒沢かずこ(森三中)
脚本・監督:犬童一心
原作:大島弓子「グーグーだって猫である」角川書店刊
音楽:細野晴臣




一時期仕事で毎日のように吉祥寺に通っていたので街並が懐かしい。
佐藤のメンチカツ、まだあの行列に並んだことないんだよなあ。

1月の終わりに最愛のペットであるハムスターのジャミチューを亡くしたのでタイムリーでした。
内容知らないで観たから自分とちょっとかぶっててびっくりしました。

この映画を観た直後に関東のペットショップこじまをまわりました。
そして、お台場店に一匹だけいたジャミチューと同じ色のカラーハムスターが新しい家族になりました。
名前はのらくろと命名。
真っ黒で手足だけ手袋と靴下履いてるみたいに白くてそっくりなんです。




【ストーリー】
吉祥寺に住む、天才漫画家の小島麻子。
今日も、アシスタントのナオミ、仲のいい三人組の加奈子、咲江、美智子と徹夜で締め切りに追われていた。
その翌日、いつものように麻子が愛猫のサバに話しかけると、サバは冷たく動かなくなっていた—。
サバを亡くした悲しみがあまりに大きく、麻子は漫画が描けなくなってしまう。
そんなとき、出会ったのは一匹の小さなアメリカンショートヘアー。
名前は「グーグー」。
一緒にご飯を食べて、散歩をして、寝るという、なんとも幸せな毎日。
不思議な青年、青自との恋の予感、アシスタントたちと話す新作のアイディア、色々なことがうまく動き始める。
だがある日突然、麻子は思いがけないことを知らされる・・・。

| | コメント (2)

生きものたちの部屋

Ikimono20090204

「生きものたちの部屋」★★★★☆
宮本 輝 (著)




  「こんな何気ないことでも、宮本輝さんが書きはると、
  みんな短編小説みたいやなあ」と、
  つくづく思った。
  たぶんその理由の一つは、
  一つの素材から、
  ふっと次の素材へとスライドしてゆくときの、
  関係のつけかたや取り合わせかたの妙味にあるのだろう。
  (解説 俵万智)


この本はどうして買ったんだっけ?
ああ、そうだ、一度だけ仕事をした人に宮本輝を激プッシュされたんだった。
その人は休みの日には家から一歩も出ないで、天井や壁と話をすると言っていた。
不思議な人だった。
読書家の人は変わった人が多いので、腹を割って話をするととてもおもしろい。
今思えば、その人は宮本輝同様パニック症候群だったのかもしれない。

不思議な人から勧められた本は、湯船に落っこちてびっしょびしょになった。
乾いたあともふにゃふにゃでばりばりでページが捲り難かった。

阪神大震災の日記も収録されている読み応えのあるエッセイ。


宮本輝の小説家を志した理由がかっこいい。

“雨中に立ち寄った書店で読んだ某有名作家の短編小説があまりに面白くなかったため、
これで金がもらえるならと退社して小説を書き始める。”




  言うまでもなく、
  無から有を生じるといった類いの仕事は、
  つまるところ、
  絶対的な意志力と生命力だけが頼りである。
  だから、
  本当は、
  <書いてみなければわからない>
  などとうそぶいているあいだは、
  いつまでたっても亀の歩み以上には進まないものなのだ。

  「小説なんて、自分で書くもんやないで。
  あれは、人が書いたものを読むもんや」




内容(「BOOK」データベースより)
締切の夜、書斎は険しく暗い。しかし一人ではない。
開け放った窓に響くトラックのエンジン音や、本棚におさめたドイツ製のクレヨン…。
何気ない物事がいのちを帯びて、わたしのペンを鼓舞し、触発する。
わたしは今夜も、彼らに囲まれてペンを走らせる。
—その書斎は、後に阪神大震災によって壊滅した。追憶の思い新たに、震災時の日記を併録する。

| | コメント (0)

2009/02/09

パン屋再襲撃

Pan20090203

「パン屋再襲撃」★★★★☆
村上 春樹 (著)




村上春樹にとって短編は実験の場。
「ワタナベノボル」が気になって仕様がない。




イラストレーターの安西水丸とは村上のキャリア当初から親交があり、エッセイ集『村上朝日堂』シリーズをはじめ、
ショートショートの挿絵など、数多くのイラストを担当している。
小説以外のテーマでよく対談があり、コミカルな話題で盛り上がっている様子が伝わってくる。
本名の渡辺昇(ワタナベノボル)は短編集『パン屋再襲撃』では「ねじまき鳥と火曜日の女たち」において、
猫の名前・妻の兄の名前で「ワタナベノボル」として使われている。
そして「パン屋再襲撃」「象の消滅』「ファミリー・アフェア」「双子と沈んだ大陸」でもワタナベノボルが登場する。
そして長編『ノルウェイの森』では「ワタナベトオル」と名を変え、『ねじまき鳥クロニクル』でも「ワタヤノボル」となる。
村上自身の言によると、安西は「尊敬まではできないけれど、ある種の敬意にはじゅうぶん値する」人物。
(Wikipediaより)




  二枚目の写真は日本に帰ってきてからのものだった。
  今度のはコンピューター技師が一人で写っていた。
  彼は皮のつなぎを着て大型のバイクにもたれていた。
  シートの上にはヘルメットが載っていた。
  そしてサン・フランシスコのときとまったく同じ顔をしていた。
  他に手持ちの表情がないのだろう。

  「良い面だけを見て、
  良いことだけを考えるようにするんだ。
  そうすれば何も怖くない。
  悪いことが起きたら、
  その時点で考えるようにすればいいんだ」
  (ファミリー・アフェア)

  八十パーセントの事実と二十パーセントの省察というのが、
  日記記述についてのポリシーだ。
  (ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵略・そして強風世界)

  「人が死ぬのって、素敵よね」と娘は言った。
  (ねじまき鳥と火曜日の女たち)




内容(「BOOK」データベースより)
彼女は断言した、「もう一度パン屋を襲うのよ」。
学生時代、パン屋を襲撃したあの夜以来、彼にかけられた呪いをとくための、このたくらみの結果は…。
微妙にくい違った人と人の心が、ふとしたことで和んでいく様子を、深海のイメージによせて描く六作品。
ところで、いろんな所に出てくる〈ワタナベ・ノボル〉とは何ものだろう?

| | コメント (0)

2009/02/08

蛇にピアス

Hebi20090204

蛇にピアス」★★★★☆
出演: 吉高由里子, 高良健吾, ARATA, あびる優, ソニン
監督: 蜷川幸雄




こんなに体を張った女優さんは久し振りに見ました。

終始眉を顰めてしまう、目を反らしたくなるえげつない映像。
脳が麻痺してくると、今度は残酷さから生まれる美に目を奪われる。
CG技術には舌を巻くばかり。

ただ、何かがちぐはぐで、監督と脚本と原作と音楽の相性に微妙にズレを感じました。
上手く言えないけど。




内容(「Oricon」データベースより)
金原ひとみのデビュー作にして芥川賞受賞作を、演劇界の鬼才・蜷川幸雄が完全映画化!
蛇の舌、顔中のピアス、背中に龍の刺青を入れた男・アマと出会い、付き合うようになった19歳のルイ。
しかし一方で、ルイは彼の紹介で出会ったサディスト彫り師・シバとも関係を持ち始める。
自らの舌にピアスをあけ、背中に龍と麒麟の刺青を彫り、突き動かされるように身体改造をするルイ。
2人の男に身を委ねていくが…。R-15指定作品。

| | コメント (0)

2009/02/07

人のセックスを笑うな

Hitono20090204

人のセックスを笑うな」★★★★★
出演: 永作博美, 松山ケンイチ, 蒼井優, 忍成修吾
監督: 井口奈己




音楽がいいよ、本当にいいよ、最高にいいよ
サントラ買おうかなあ

ホームページに載ってる松山ケンイチへの質問の解答が素敵なんだよなあ

********************************************
永作さんは、僕の話をいつも笑顔で聞いてくれました。
いつのまにか、現場が自分の人生になりました。
僕は本当に恋をしていたような気がしました。

とにかく「自然」というものを意識されていました。
それをすごく意識して演出するので、
僕は、僕自身をも使わざるを得なかった。
ですからこの役は今までやらせていただいたどんな役よりも、
自分に近い役です。
********************************************

この映画の公開前、色々な雑誌のインタビュー見たけど、
松山ケンイチがリアルに永作博美に恋をしたみたいなかんじの内容のが多くて、
うわーいいなーこれは絶対見なきゃだなー
って思ってたのに結局見逃したしね
ははは

恋は盲目

ユリは自由奔放な罪な女だよ、まったく
でも、憎めない

ユリとみるめの2人のキスシーンがリアルすぎて気持ちこもりすぎてて
まいってしまった

最後のえんちゃんと堂本のキスもよかったな

あー、原作も読みたいし、山崎ナオコーラの他の本も読みたいし、読みたい本が多すぎて時間が足りなーい




【ストーリー】
19歳の美術学校生のみるめ(松山ケンイチ)。
ある日、絵のモデルを20才年上の講師ユリ(永作博美)に頼まれ、その自由奔放な魅力に、吸い込まれるように恋におちた。
友人の堂本(忍成修吾)に問いただされ、みるめは彼女との仲をうれしそうに告白するが、いつもつるんでいる仲間のえんちゃん
(蒼井優)の顔は曇ったままだった。
初恋に有頂天のみるめだったが、実はユリは結婚していた——

| | コメント (0)

2009/02/06

永すぎた春

Nagasugita20090127

「永すぎた春」★★★★★
三島 由紀夫 (著)




人間の感情の出現の仕方の専門書なのかこれは。
体験しないと分からないであろう感情の細密な描写。

今は亡き十返肇氏に言わせると、
三島文学には、“人に気を持たせる”ような意地悪さがある。
人工的な作品。
とのこと。

代表作を読み漁りたい。




  『この娘はどうあっても、結婚まで大事にしておかなければならない。
  指一本触れてはならない。
  僕のやるべきことは、早くつた子の体を知った上で、
  一日も早く、百子のために、つた子を捨てることだ。
  よし!そう決めたぞ』
  こんな考えには、
  肉体と精神の分裂した青年の観念的な考え方がいかにも露骨に出ていた。
  それは世間で現代青年の特徴と言われているものだが、
  いつの時代でも青年にはそういう傾向があり、
  明治時代の青年は娼家通いで肉体的欲望を処理しつつ、
  天下国家を論じただけの差があるだけだ。
  その当時の女には、
  素人と玄人の二つの別しかなかった。
  邦雄は、こんなわけで百子の「清純さ」を、
  自分の浮気の言訳にするという、
  月並な心理を辿りつつあった。

  百子は郁雄の中に、
  とんでもない残忍性をでも発見して怖くなったのであろうか?
  そんなことはない。
  彼女が発見したのは、
  郁雄の弁明しようのない弱さ、
  彼自身がいつもそれと戦って、
  それをひた隠しにして来た弱さに他ならなかった。
  自分の恋人を弱者だと感じることぐらい、
  女にとってゾッとすることがあるだろうか!

  彼はぼんやり、いろんな小説を読んで暮していた。
  人の書いた小説も、自分が今までに書いた小説も、
  目前の人生については何の解決も与えてくれなかった。
  『自分が小説的事件の渦中に入ってしまうと、小説家ほど無力なものはないな』
  と東一郎は考えた。
  『それとも無力なのは、
  俺がまだ修行中で、小説家の資格がないためなのか?
  一人前の小説家だったら、
  自分の人生の困難な問題を、
  ふつうの人よりずっと巧く処理することができるのだろうか?』
  その点は東一郎にもわからなかった。
  しかし彼の心には、
  今まで一生けんめいかじりついてきた文学そのものに対する、
  疑いが兆していた。
  自分の才能に対する疑いと、
  文学そのものに対する疑いとがゴッチャになっていた。
  大体この「雲の上人」は、
  他人の心なんかわからない人間だった。
  そういう人間が小説を書きだすとは不思議なことだが、
  おそらく他人の心のわかりすぎる人間は、
  小説なんか書かないのであろう。

| | コメント (0)

2009/02/03

百万円と苦虫女

100man200902011

百万円と苦虫女」★★★★★
出演: 蒼井優, 森山未來, ピエール瀧, 竹財輝之助, 齋藤隆成
監督: タナダユキ




フライヤー見た時点で100パー私好みだと確信

でも映画館に行けなかった
あーあ、最近観たい映画、大画面で観られてないなあ

一緒に観てた人に言われた

みずえが昔言ってたのと同じだ
誰も自分のこと知らない土地転々としたい
って

そんなことすっかり忘れてたけど、
思い出した

世間体の煩わしさとか、人間関係の煩わしさとか、
鬱陶しくなるまえに
自分のテリトリーに誰かが入ってくる前に
どっか行きたい
切り捨ててどっか行きたい
って

放浪っていいよ

何度でも自分をリセット出来る気がするよ

主題歌郁子ちゃんだよ

ステキ




内容(「Oricon」データベースより)
百万円を貯める度に引越しをし、その行く先々の街で様々な人々と出会い、笑ったり、怒ったり、
また恋をしながら自身の生き方を模索する一人の女性を描く。
短大卒業後、就職もできずにアルバイト生活を送っている鈴子。
ひょんな事件に巻き込まれた彼女は、人との関わりを避けるように家族のもとを離れ、
百万円が貯まるたびに誰も知らない土地へと移り住むことにするが…。

| | コメント (0)

2009/02/01

最近買ったものメモ ご

Kaimono200901275Kaimono200901292Kaimono200901277Kaimono200901274

左からクラッチバッグ(Samantha Thavasa)、カーテンクリップ、鍋つかみ(3COINS)

Kaimono2009012718Kaimono2009012717Kaimono200901279Kaimono2009012710

左からマグネット、コースター、ケース、お香(元祖仲屋むげん堂)

Kaimono2009012712Kaimono2009012715Kaimono2009012713Kaimono200901276

左からポストカード、ミニポスター、布(元祖仲屋むげん堂)

Kaimono200901281Kaimono200901273Kaimono2009012719Kaimono200902013

HELLO KITTY トイレットペーパー、お風呂のふた(ドン・キホーテ)、あぶらとり紙福沢諭吉(頂きもの)

Kaimono200901271Kaimono200901278Kaimono200902011Kaimono200902012

左からカラーボックス(e-net shop 収納宅配館)、MUJI CASE(3COINS)、ONE PIECE 52巻(尾田栄一郎)、一番くじ ワンピース
〜スリラーパーク編〜 F賞キーホルダー(頂きもの)

| | コメント (0)

« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »