なんくるなく、ない—沖縄(ちょっとだけ奄美)旅の日記ほか

「なんくるなく、ない—沖縄(ちょっとだけ奄美)旅の日記ほか」★★★★☆
よしもと ばなな (著)
「なんくるない」を読んだ2006年、今のわたしから見てもかわいそうなくらいそのときのわたしは「なんくるなく、ない」状態だった。
「なんくるない」感想
http://wpg.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_9400.html
まぶいをどっかに落としたままになっていたんだと思う。
でも、沖縄の海に浸かって、わたしは変わった。
ちょっとした事故などで
ほんとうにびっくりして
ぼうっとなってしまうことを
「まぶいを落とした」と言うそうだ。
まぶい、は魂のことである。
子供はまぶいが抜けやすいので、
転んだり事故にあったり、
驚いたことのあった場所に行って、
まぶいを取り戻すというのは、
あたりまえのことだそうだ。
大人になってもあまりにびっくりすると、
みんな普通に胸のところを手でたたいて
「まぶやー、まぶやー、うーてくーよー」
とまぶいを呼び戻すそうである。
すごく納得が行く。
大学時代を東京で過ごした学さんがなにげなく
「大和にはまぶいの抜けたままの人がいっぱいいて驚いた」
と言った。
その表現は私の心をノックアウトした。
内容(「BOOK」データベースより)
1999年、はじめて旅した沖縄に恋をして—以来、波照間、石垣、そして、奄美大島まで。
やんばるの森のうっとりとする濃い美しさに魅せられ、炎天下のさとうきび畑で、失われた日本人の心を思う。
目に見えないものの力がとても強いあの島での、決して色あせることない思い出を、旅の仲間「おじぃ」こと垂見健吾氏の写真と、
原マスミ氏のイラストでおくる沖縄紀行。
| 固定リンク
「Book」カテゴリの記事
- その日のまえに(2009.11.01)
- 村上朝日堂はいかにして鍛えられたか(2009.11.01)
- やがて哀しき外国語(2009.10.30)
- もの思う葦(2009.10.29)
- 死神の精度 (2009.10.29)


コメント