センセイの鞄

「センセイの鞄 」★★★★★
川上 弘美 (著)
すごく、今のわたしと波長が合う物語でした。
日常を、静かに、淡々と、味わい尽くす
この生き方が最近のわたしのマイブームなのですが、先日、最近知り合った20代前半の男の子に「手をたたいて笑うほど大笑い
をしたことがあるのか」と問われ、びっくりしてしまいました。
そんなに感情を表に出せないように見られていることが、ちょっぴりショックで、ちょっぴり新鮮でした。
ツキコさんと、センセイ
居酒屋で偶然再会したセンセイはおじいちゃんで、名前すら覚えていなかった。
だから「センセイ」と呼んだ。
40歳手前のツキコさんと、ツキコさんの30歳上のセンセイ
酒の肴の好みが同じで、センセイの前ではわがままなこどもになる。
静かにじわじわと内側からあたたまっていく、少しずつ、好きになる。
この本は一生手元に置いておこう。
年齢と、それにあいふさわしい言動。
小島孝の時間は均等に流れ、
小島孝のからだも心も均等に成長した。
いっぽうのわたしは、
たぶん、
いまだきちんとした「大人」になっていない。
小学校のころ、
わたしはずいぶんと大人だった。
しかし、
中学、高校、と時間が進むにつれて、
はんたいに大人でなくなっていった。
さらに時間がたつと、
すっかり子供じみた人間になってしまった。
時間と仲よくできない質なのかもしれない。
内容(「BOOK」データベースより)
「センセイ」とわたしが、過ごした、あわあわと、そして色濃く流れゆく日々。
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